年収や学歴が必ずしも良い条件になりえるのか?【結の会】
2019/12/18
年収や学歴が必ずしも良い条件になりえるのか?
和歌山の結婚相談所 結の会です。
年収や学歴が必ずしも良い条件になりえるのか?
最近このことを考えさせられる事件の裁判がありました。
ニュースでご存じの方も多いと思います。元農林水産事務次官の熊沢さんの息子殺害事件です。
裁判の報道から元事務次官の家庭内での苦悩を考えると居た堪れないものを感じざるを得ません。
殺害された息子さんは中学生の頃のいじめから人生が狂いだしたのを思うと苦しみを感じます。
しかし別の感じ方もあります。
熊沢さんは、省庁のトップである事務次官まで上り詰めた人です。
そこまでの地位に上るまでは、かなりの努力も家族への負担もあったことでしょう。
彼の息子さんのあっていたいじめの外部への相談はされていなかったと熊沢さんも裁判で証言していなかったようです。
彼の息子さんのあっていたいじめが、熊沢さんの出世の妨げになると考えて、家族だけで解決しようとしたのではないかと考えてしまいます。
定年された後も家族だけで何とかしようとして殺害にまで至ってしまったのでしょう。
奥さんの自殺未遂や娘さんの自殺など壮絶な家庭内での苦悩や葛藤を感じざるを得ません。
でも、考えてみてください。
彼の息子さんが中学生の時に、学校や相談をできるところに相談していればどうだったのでしょう。
主治医はついていたようですが、初期に適切な行動や相談を熊沢さんも含めてしていたら違う結果になっていたかもしれません。
結の会は結婚相談所です。
熊沢さんの独身時代を考えると、非常に条件にいい男性になると思います。
学歴は東大卒で尚且つ仕事は中央省庁の官僚です。
結婚相談所に入会していれば、女性が群がる結婚候補でしょう。
しかし、結婚生活がどうだったかを考えると、年収と学歴だけで選ぶリスクも考えてしまいます。
彼の若い時は、きっと自信に満ち、向上心もあり、そして仕事に熱中するあまり家庭のことは奥さんに任せきりだったのじゃないでしょうか?
昭和の男性は得てしてそんなものでした。
彼の息子さんも44才でしたから、思春期の頃は精神の病気のことは余り知られていなかったはずですし・・・・
年収や学歴などのいい条件のメリットと、もしかしたら隠れているかもしれないリスク・・・
男性を選ぶときには、いい条件だけではなくその男性の性格や考え方まで意識したほうがいいかもしれません。
何を重視するかはあなたが決めることですが・・・・
和歌山の結婚相談所 結の会でした。